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produced by amana

CASE

「いま」を見つめる感性を育てたい
自然・科学のウェブメディア「NATURE & SCIENCE」の新展開

「すべての人にもう一度、この世界へのまなざしを」。アマナのネイチャー & サイエンスはこの8月末、新しいウェブメディアを創刊しました。媒体名は「NATURE & SCIENCE」。部門名を冠したオウンドメディアをいま、満を持してリリースする理由とは? 高い専門性を持ったエディトリアルチームが創り出す、自然・科学をテーマにした新メディアの展開をご紹介します。


多様化するライフスタイルに「不思議を楽しむ心」を

「NATURE & SCIENCE」は「生き方、働き方、考え方、楽しみ方のヒントになる、自然と科学の読みものサイト」を謳っています。専門的な知見・良質な情報を、簡潔で分かりやすい記事へ。そしてアマナイメージズの写真などをダイナミックに使用したビジュアル、スマホやタブレットでも読みやすいシンプルなデザインで、理性と感性に「伝わる」サイトを目指しています。

Nature(=宇宙・空・海・大地・動物・植物)のフィールドとScience (=天文学・物理学・生物学・化学・地球科学) の学問領域に掛け合わせて、旅やビジネスといった話題をクロスオーバー。それぞれの分野で活躍する人々の声、知りたかった用語の分かりやすい解説、最新の研究成果などを紹介します。「さまざまな情報へ自由にアクセスできるようになったいまの社会では、身近な世界や日常生活への感度を高め、自らの頭で考える態度はかえって重要になりつつあるのでは」と「NATURE & SCIENCE」の編集部は考えます。彼らが目指すのは、読者にとって好奇心と探究心の道しるべとなること。小さな発見と素朴な感動をきっかけに、かつて持っていた「まなざし」、考え方の新しい「ものさし」を提供できれば、と意気込んでいます。

創刊特集は「宇宙へのまなざし」がテーマ。宇宙への好奇心を抑えきれず、民間人女性で初めて国際宇宙ステーションに滞在した事業家のアニューシャ・アンサリさん。「NATURE & SCIENCE」の独自インタビューで、自然や科学への関心が人生を豊かにすると語った

かつては誰もが自然や科学に対して強い関心を持っていたはずなのに、大人になるにつれて日々の仕事や生活に追われ、知的好奇心はだんだん薄れくるもの。宇宙関連のニュースや旅行・アウトドアレジャーの情報には時おり接しているものの、実生活では自然豊かな場所に出かけたり、ゆっくり本を開いたりする機会が少ないという人も多いのではないでしょうか。そのような都市生活を送る男女に、子どものころの感性をもう一度取り戻してもらいたい。そこにライフスタイルをより豊かにするヒントがあると「NATURE & SCIENCE」は考えます。またそうした人たちだけなく、将来の進路を検討している学生から社会の動向に敏感なビジネスパーソン、子育て中のファミリー、さらには孫とのコミュニケーションを楽しむ世代まで幅広い層の関心に応える読みものとビジュアルのコンテンツを展開していく予定です。

超大型望遠鏡「TMT」に採用された、特殊なガラスを製造する日本メーカーに取材。大竹ひかる(amana photography/parade)さん撮り下ろしの写真が美しい

すべての人に開かれた「入り口」を目指して

ネイチャー& サイエンスは1979年の設立以来、前身であるネイチャープロ編集室の時代から一貫して専門的な編集プロダクションとして事業を展開してきました。第一線で活躍する研究者や学識者とのネットワークを強みに、数多くの自然科学系書籍や学習教育コンテンツの企画制作を手がけています。近年では、都市生活をおくる母子をターゲットにしたオウンドメディアを立ち上げて環境教育の普及に取り組んでいましたが、その経験を踏まえ、より幅広いライフスタイルや世代に対するメディアを模索していました。

海外を見渡せば、例えばアメリカには『Popular Science』のような140年以上の歴史を持つ大衆向け科学雑誌があります。いわば大きな窓口がひとつ、一般の人々に向けて開かれている状態だと言えるでしょう。一方、日本で自然科学の情報を受け取ろうと思ったとき、その窓口は至るところに偏在しています。ビジネス誌のなかであったり、アウトドア雑誌のいちコーナーであったり。反対に、集約性の高いメディアというと、読み手に専門知識が必要なジャーナルか子ども向けのメディアに限られてしまいます。一般社会人の知的好奇心を満足させ、なおかつ気軽にアクセスできる、自然や科学の分野で独自取材した日本語ウェブメディアの不在。ネイチャー&サイエンスが自らの企画力と人脈力、取材力と編集力を生かし、満を持してオウンドメディアを立ち上げた理由はここにあります。

アートで社会課題に取り組むオランダ人アーティストのダーン・ローズガルデさんのインタビューなど、幅広い層を惹きつける内容が盛り込まれている

「NATURE & SCIENCE」は40年にわたって培った人脈と編集のノウハウ、そして高い専門性・得意分野を持ったスタッフが「伝わる」メディアを実現します。編集長を務める神吉弘邦は、日経BP社やAXISなどでコンピュータからデザイン、文芸にいたるまで幅広く雑誌編集に携わってきた実績があります。また副編集長の荒井正は建築関係の専門出版社を経て、ネイチャープロ編集室に入社。動植物から天文・地学分野などの書籍や図鑑の編集を手がけてきました。科学の専門教育は受けていないながらも、少年時代から自然に親しみ、その楽しさと豊かさを人一倍感じている編集部スタッフ。彼らを中心に構成された編集チームだからこそ、「正しいと楽しい」が両立する良質な入門メディアができるのです。

「NATURE & SCIENCE」が企画した「H」で行ったイベント『ムー』が問う――「科学はそんなに万能か?」に登壇した神吉弘邦(左から2人目)©️ Kazuma Hata
光学ガラス・メーカーのオハラを取材した荒井正 ©️大竹ひかる

自然科学は高い知識と教養が求められるジャンルのように思われがちですが、必ずしもそうではありません。私たちが日常的に使用している家電や衣類はもとより、連日報道される異常気象やスポーツまで、身の回りで起きていることのおよそすべてが自然科学と切り離しては考えられないのです。会社からの帰り道、休日のふとした時間、あるいはシーズンにちなんだイベントであっても、そこには必ず自然科学にまつわる「不思議」があるものです。どんなときでも、どんな人にでも等しく開かれたジャンルが「Nature」と「Science」だと言えるでしょう。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックなど、自然科学を軸に、身の回りの事象やホットな話題など関心を持たれやすいトピックも取り上げている

「NATURE & SCIENCE」では自然科学を教養として学ぶのではなく、最新のトレンドや旬の話題と関連付けながら、より身近なものとして感じてもらうことを提案します。有識者と著名人の対談、最先端のテクノロジーを開発する企業への取材などによって、フレッシュで高品質な情報を親しみやすく読者に届けます。2〜3カ月ごとに企画する特集第1弾のテーマは「宇宙へのまなざし」)。

日本企業の技術が生み出す超大型望遠鏡や、女性初の民間宇宙飛行士へのインタビューなど興味深い話題が満載です。そのほかにも、民間気象情報会社への取材や季節に即した天文・動物の話題など「いま」知りたいテーマが盛り沢山の「NATURE & SCIENCE」。特集第2弾は「発酵とカルチャー」の予定だそうです。これから連載陣も充実していく新しいウェブメディアからは今後も目が離せません。

Text by Mitsuhiro Wakayama

2018/9/27

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