ヒト・コト・ミライが交差するリアルプレイス

ト・ト・ミライが交差する
リアルプレイス

produced by amana

EVENT

地方創生は誰のため?
日本活性化のいまとこれから


出演者:ナガオカケンメイ×大類知樹


2017年12月20日(水) 17:00〜18:30

  • 会場:amana square
  • 料金:2,500円
  • 定員:72名
  • イベント受付終了

地方創生が叫ばれて久しい昨今、日本各地でさまざまな活動が展開されています。そのなかでもひときわ異彩を放つ活動を続けるのが、「D&DEPARTMENT PROJECT」代表のナガオカケンメイさんとONE STORY代表の大類知樹さんです。

「地場に根ざした食文化や産業の魅力を再発見する」というコンセプトのもとで活動するおふたりですが、そのアプローチはまったく異なります。観光ガイド『d design travel』やウェブなどをさまざまなメディアを駆使して国内外のより多くの人たちに発信してきたナガオカさん。対して大類さんは「DINING OUT」を展開しています。これは一年のうち数回、日本のどこかに一夜限りで開かれるプレミアムな野外レストランで、参加できる人の数もわずか数十組というもの。

好対照な方法で、地域を活性化する先駆的なビジネスモデルを作り上げてきたおふたりに、地方を舞台にした新しいビジネスの在り方について語っていただくイベントを開催します。


いつかどこかで一緒に何かするんだろうなと、勝手に思ってました(ナガオカケンメイ)

大類知樹(以下、大類):これまでD&DEPARTMENTには何度も足を運んでいるんですが、いい意味でデザイナーの領分を超えた活動をされていて、とても驚いています。ストアを持って実際にモノを販売する。しかもそれは自分で作ったものではなくナガオカさん自身がキュレーションしたものだったりするわけですよね。そのやり方がすごく鮮明というか、気になっていました。

ナガオカケンメイ(以下、ナガオカ):D&DEPARTMENTは当初からストアという業態が念頭に置かれていました。しかし、ある一定の売り場面積を確保しようと思うとどうしても都心では難しい。だから、郊外・地方に出ました。そこに来てもらうには「お茶くらい出さないとね」ということでカフェを始めたんです。そこからさらに、その土地の生産者の人から食材を仕入れたりと、だんだんと現在のやり方に近づいていきました。D&DEPARTMENTのフランチャイジーになってくれた人たちに話を聴くと、やはり地域の食文化というものを非常に大切にしていらっしゃいますね。

大類:「DINING OUT」を愛媛県内子町でやったときにテーマを「Life is Art」としました。これは後から気づいたんですが、ナガオカさんの掲げる「ロングライフデザイン」というテーマに通じるところがあるなと思ったんです。つまり、生活に根ざしたデザインだったりアートだったりが素敵な魅力を持っているんだということを、地域の外の人だけでなく、地元の人にこそ知ってもらいたいって思って僕はこの活動をやっています。たぶんナガオカさんも同じようなことを考えてるのかな、と。

ナガオカ:大類さんが「DINING OUT」を始めた2012年に、僕も「d47食堂」を渋谷ヒカリエにオープンしました。最初はわりと小洒落た感じのカフェを出そうと思っていたんですけど、地場の食文化に関心を持ち始めた時期だったのでやっぱり「食堂」にしようと。

『d desgin travel』の発刊にもいろいろな動機があるんですが、旅行と食とその土地の伝統工芸なんかを考えていくと、やはり最終的にはその土地に行き、その土地で食べ、風土を感じないとだめだという思考に行き着いたんですよね。そのときから、大類さんの活動が視界の端っこにチラッチラッと入ってきたんですよね(笑)いつかどこかで一緒に何かするんだろうなと、勝手に思ってました。

地方創生はアップデート可能か?

—「地方創生」と言われて久しいですが、現在の状況について率直にどのように思われますか?

ナガオカ:飽和状態だと思いますね。昔は地方の農家はその土地で黙々と食材を生産していたわけですが、いまの若い生産者は都会に出てアンテナショップを立ち上げます。ファーマーズマーケットしかり、こういうものは今や珍しくないくらいにまで数が増えています。地方創生、地方の活性化についてもう一度考える必要がありますよね。つまり、何をもって「活性化」とするか。

大類:地方創生とか、地方活性化って正直言いづらいですよね。僕らが地域に入っていくときって所詮「東京から来た他所者」として関わらざるをえない。その土地に対して一生責任を負うという立場ではないわけです。そこで「創生」とか言っちゃうのは本来ならおこがましい話で、他の言葉はないのかなってずっと考えています。あくまで地域の幸せを本位にした新しい言葉が見つかると、「何をもって活性化とするか」という問いの答えも自然と見えてくる気がしますね。

ナガオカ:創生や活性化って前時代的な発想だと思います。どちらも経済発展を目指した言葉ですよね。でもいまの日本、特にこれからの世代は、そもそも経済発展を目指していません。にもかかわらず「上から目線」の一方的な政策でお金だけがばらまかれても、地方の暮らしがいびつに変形するだけで、いい結果は生まれないと思います。


では、具体的に「地方創生の在り方」をアップデートするためにはどうしたらいいのでしょうか。地方都市で先駆性のある活動を繰り広げてきたおふたりが、来るべき時代に向けて詳しく語っていただきます。ご興味のある方は奮ってご参加ください。

タイトル 地方創生は誰のため? 日本活性化のいまとこれから
日程 2017年12月20日(水) 17:00〜18:30
会場 amana square
料金 2,500円
定員 72名
申込締切 2017年12月20日(水)

登壇者紹介

デザイン活動家 ナガオカケンメイ

D&DEPARTMENT PROJECT代表。2000年、東京・世田谷にロングライフデザインをテーマにした活動体「D&DEPARTMENT PROJECT」を創設。物販・飲食・出版・観光などを通して、47都道府県の「個性」と「息の長い、その土地らしいデザイン」を見直し、全国に向けて紹介する。

ONE STORY代表取締役社長 大類知樹

1993年博報堂入社。2012年地域価値の新たな表現手法として、プレミアム野外イベント「DINING OUT」を創設。年に数回、日本のどこかで数日だけオープンする「レストラン」を、時代を代表する料理人やクリエイター、地域の人々とともに作り上げ、開催地の知られざる魅力を見出し発信する。

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